
ご祈祷

安産祈願 |
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安産祈願とは |
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新たな生命の誕生は両親はもとより、家族にとっても大変嬉しく喜ばしいことであります。妊娠五ヶ月目(およそ16〜19週)の戌の日には、帯祝いと称して、妊婦の腹に木綿の布で作られた腹帯(岩田帯)を巻きます。これを戌の日に行うのは、犬は多産ということにあやかるためや、この世と来世を往復する動物と考えられていること、また、よく吠えて家を守るため邪気を祓う意味があるといわれています。
腹帯には胎児を保護する意味があり、胎児の霊魂を安定させるなどの信仰的な意味もあるともいわれ、神社でご祈祷を受けたものを用いることが多いようです。
皇室においても、一般の帯祝いと同様の「着帯の儀」があり、ご懐妊五ヶ月目の戌の日に、「内着帯」(仮着帯)をおこない、九ヶ月目の戌の日に正式な「着帯の儀」が行われます。この儀式に用いられる帯は、まず宮中三殿にお供えし、着帯が奉告された後に「着帯の儀」が行われます。
妊娠中には日常と比べて多くの禁忌があります。
・ 葬式に参列してはならない
・ 火事を見てはならない などです。
これを破ると胎児にあざができるなどといわれ、それを防ぐために懐に鏡を入れたりすることろもあります。この他食べ物については、限りがないほどの制約が設けられており、これらの禁忌は、妊娠・出産という緊張状態にある妊婦と胎児の体を気遣ってのことであると考えられます。
祖先の魂を受け継いで生まれてくる大切な生命が無事出産されることと、母子ともに健康であるように祈るのが安産祈願です。
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安産祈願をお受けになる方へ・・・ |
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「三皇さん」で安産祈願をされる方は、腹帯をご持参いただきますようお願いいたします。腹帯に三皇熊野神社の御印を押し、神前に供え安産祈願のご祈祷をご奉仕いたします。
お受けになった「安産守」は、常に腹帯(岩田帯)の間におはさみになり、日々心を正しく身を慎みて、大神様の御神助が授かるようお心掛け下さい。
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